今、地方での女性活躍を進めるため、企業間で連携を深める動きが広がっているそうです。

「年上の男性部下とうまく接するには」「消極的な部下の意欲を引き出したい」「若い部下の教育など、同じ管理職と相談したいときもあるがなかなか機会がない。」など、地方では、都市部と比べると手本となるロールモデルが少なく、また、地方ならではの課題に対して企業同士が協力して取り組むことを狙いに、セミナーや人材バンクなどの取り組みが行われております。

たとえば、結婚や配偶者の転勤などの事情により、退職せざるを得ない女性社員を、従来の勤務先を経由して、転居先の他の企業(この例では地銀のこと)を紹介してもらえるという仕組みがあるそうです。

また、地方で働く女性を支援するため、NPO法人「男女共同参画フォーラムしずおか」さんでは、働く女性の相談相手となる「メンター」をデータベース化した「Jo-Shizu(じょしず)メンターバンク」というものを設けているそうです。会社員、公務員、起業家など幅広い立場の女性をメンターとして登録しており、専用サイトに会員登録するとメンターの経歴などを見て相談相手を選ぶことができる仕組みができているそうです。「手本となる女性が身近にいない」という悩みから、そういった取り組みが始まってきたんですね。(「読売新聞」朝刊より抜粋)

人材不足の昨今、地方においては特に人材を確保することが難しくなってきております。女性特有の悩みは、女性にしかわからないと決めつけるのではなく、企業側も女性社員の様々な声を聴きつつ、このような取り組みを参考にしながら働きやすい職場を作っていくことが求められてきているのだと思います。

※メンターとは:仕事上あるいは人生における指導者、助言者のことです。企業においては、新入社員などの精神的なサポートをするために先任者を設けることがあります。キャリア形成をはじめ生活上の様々な悩み相談を受けながら、育成にあたります。(メンターの指導を受ける人のことをメンティーといいます。)

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