当事務所では、給与ソフトに弥生給与を使用しています。パッケージソフトなので、何社登録しようが、何人登録しようが加算はないのでコストということを考えると理にかなっているといえます。あと、サポートが結構手厚いというのも魅力です。

一方、弱いのは他システムとの連携です。例えば、勤怠システムとAPIで連動させて、勤怠システムにきちんと情報が登録されてさえいれば、自動で給与計算を行ってくれるというようなことができません。CSVファイルに落として、さらに加工したものをアップロードすることで使えるものはあるのですが、それだと結構手間暇がかかります。

最近、流行りのといいますか、かなり普及は進んでは来ているのですが、クラウドを使った勤怠管理ソフト、給与ソフトや会計ソフトが連動して、自動的に給与計算してくれたり、仕訳したりしてくれたりするものがあります。社労士の業務ソフトもクラウドで連動して使うことができます。

ただ、便利なものには罠があるといいますか、毎月何人でいくらという金額がかかってきます。それと、ソフトの性能を過信してしまい、間違いに気づかないということもしばしば起こるようです。また、結構頻繁にシステムメンテナンスがあるため、使いたいときに使えないという不便なことも起こり得ます。

まとめますと、どんなに技術が進歩したとしても、基本的なことは変わらないということです。自動化できるところは自動化、省力化でいいですが、問題が起こったときに、すぐ対応できるように常に備えておくことが大事ということです。

ただ、やりもしないで、知らないで「あれは駄目だ、これは駄目だ」と言っているだけだと、時代に置いていかれますので、常に新しいことを取り入れつつも、基本はきっちりこなすということが、これからのAI時代には必要なのではないでしょうか。

ちなみに私はクラウド会計、業務ソフトも積極的に使っております。四苦八苦しながらですが。

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